暮らしのたより

外装リフォーム

新しい年を前に外壁廻りの再チェックを!

季節感があまりなくなってきたといわれる作今ですが、私達が新しい年を迎えるに当たって初詣に出掛けるのは、やはり特別の意味を感じているからだとも思われます。また、住いにおいても年の瀬の大掃除は欠かせない歳末行事の一つでもあります。そこで、新年を迎えるに当たり、一年に一度ご家族の皆さんと、ご自宅の古くなった箇所や、修理をしておかなければならない部分について話し合われ、翌年のリフォームや改修の計画を立てておかれることは、住いを長持ちさせる大切な年中行事でもあります。

特に、新築後10年以上を経過してくると、建物には様々な衰えが出始め、最も目に付きやすい部分が外壁廻りです。モルタル壁でもサイディング壁でも色あせや汚れ、ひび割れが発生し、そのまま放置して置きますと、外壁から壁内に雨水が浸入し内部の柱や土台の腐食を早める原因にもなります。もし、ひび割れが深い場合は、壁の内部が腐食している可能性もあり、何らかの理由で建物が傾いてできたひび割れかもしれないため、事前に壁内部の腐食状況やシロアリ被害の有無などを確認しておく必要があります。

せっかく外見をきれいに改装しても、内部が劣化していたのでは本末転倒です。同じ理由で、壁補修をする時には必ず基礎の状態も調べ、外側からだけでなく、床下側からも調査しておく必要があります。基礎にひび割れが発生していれば、耐震性も大きく低下するだけでなく、土台や柱などの骨組みにまで影響を与えている場合も考えられます。