暮らしのたより

耐震補強工事

地震に強い住まいにするための3ケ条とは?

地震に強い家にするには次の3つのポイントがあります。

1ケ条は「壁の強度をあげる」ことです。耐震強度を上げるには強い壁をバランス良く配置し直すのが最良です。既存住宅では筋交いを入れる方法や構造用合板で補強します。さらに、柱と土台の接合強度を高めるためにホールダウン金物の取付けも有効です。

2ケ条は「土台などの劣化部分を改善する」ことです。建物の劣化は、風呂や台所などの水廻りからの水漏れやシロアリの発生で内部の土台や柱が腐って進みます。風呂やキッチンなどのリフォームをする時に、土台部分の耐震補強工事も合せて行うのが経済的です。

3ケ条は「屋根を軽くする」ことです。日本の住いは重い瓦葺きの屋根が多く、これが住宅の耐震強度を弱めている大きな原因の一つです。屋根を改修する時には、軽量なコロニアルや金属屋根に葺き替えることで、耐震強度を上げることが可能です。我が国では、建築基準法が大幅に改正された昭和56年以前に建てられた家の耐震強度が不足になっているケースが多くあります。これから内外装のリフォームの際には、耐震補強工事も合せて実施しますと経済的なメリットにも繋がります。