近年、住まいの耐震性の向上の必要性が盛んに問われています。
そして、安全な暮らしを支える「もしものときの地震への備え」として、「耐震屋根リフォーム」は重要です。
阪神・淡路大震災での木造住宅倒壊は大きく次の2つの特徴が挙げられました。
いづれの倒壊した家屋に共通な点は、屋根に重い瓦が使われていて、共に建物を押しつぶしたことが要因の一つでした。
今日、多くの屋根材がある中で、瓦屋根の場合、屋根材の中では一番重く、家屋全体への重量負担が大きいため、地震による倒壊の可能性が高くなります。
和瓦の重さに比べ、金属屋根(ガルバリウム鋼板)は1/10、コロニアル屋根(スレート)は1/3の重さのため、建物への重量負担を大幅に軽減し、地震にも安全な屋根リフォームにより耐震性を向上することができます。
トタン(亜鉛鋼板)と違い、アルミと亜鉛をメッキしてフッ素樹脂塗装した屋根材です。
トタンやコロニアル(スレート)よりも耐久性が高く、軽くて耐震性に優れています。
コロニアル(スレート)は別名カラーベストとも呼ばれ、多くの色やデザインに加え低コストも相まって、急速に普及した屋根材です。現在でも新築住宅の約7割にこの屋根材が使用されております。
最近の屋根は土を使わず、瓦自体も軽くはなりましたが、より軽い屋根材でリフォームすることにより、地震が来ても家の倒壊を防ぐことにもなります。