従来、日本の住宅の屋根は瓦が多いのが特徴です。以前は瓦を土の上に乗せることが多く、屋根がとても重かったのが原因で、阪神淡路大震災では多くの家が倒壊しました。
近年、住まいの高断熱・高気密化が進んでいますが、夏場に小屋裏と呼ばれる屋根の下の空間に熱気や湿気が溜まりますと、その熱気が室内にも伝わりムシムシ暑くなります。
最近では、遮熱機能に優れた屋根材を使用することにより、夏涼しく、冬暖かい断熱効果が期待できます。
新たに屋根を葺き直す場合、古い屋根の撤去や廃棄など、費用も大きな負担になります。
近年、屋根の葺き替えも簡単に安く仕上げる工法が開発されました。この工法を「カバー工法」といいます。
これは、既存の屋根の上に防水用シートを敷き、その上から新しい屋根材をかぶせる工法で、廃棄物も出さずに低コストで天候にも左右されず工期も短く済むのが特徴です。