屋根リフォーム
屋根の葺き替え
「屋根は風雨に耐えて住まいを守る一番重要な部分です」長い年月太陽の紫外線や雨・風にさらされておりますと、屋根材の劣化も進み、ひび割れ、ずれ、色あせやサビが発生し、雨漏りの原因にもなります。一般に築後15年〜20年経過しますと、屋根の下地の防水紙や野地板も痛んでまいりますので、そろそろ葺き替えを検討する時期でもあります。その時、雨桶も痛んでいればすべて取り替えることをお勧めいたします。
屋根の手入れの目安
手入れ箇所 | 時期 | 手入れの内容 |
トタン屋根 | 築3〜4年 | 少しでもサビの発生がみられたら塗装が必要です。 |
カラーベスト コロニアル屋根 |
築6〜8年 | 屋根の表面の光沢がなくなり、色あせやコケが見られたら第一回目の塗装時期です。そして、2回目塗装のタイミングは築15年〜16年目位が目安です。 |
日本瓦屋根 | 築5〜6年 | 棟瓦のしっくい補修と瓦の割れやズレ直しをしておきましょう。 |
築15〜20年 | 雨漏りがあったり、下地板の痛み具合により屋根瓦の葺き替えが必要です。 |
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雨どい | 築3〜4年 | 集水マスのズレや軒といのハズレの点検。 |
築10年〜15年 | 屋根・外壁の塗装や葺き替えのときに、すべての雨どいを同時に交換することをお勧めいたします。 |
屋根材のいろいろ
住まいに使われいる屋根材は多種多様です。屋根の形や美観・耐久性等 は屋根材を選ぶ際の一つの大切な基準ですが、これから屋根の葺き替え を検討される場合、最も優先することは、建物の耐震性向上のための「軽さ」 です。屋根に求められる目的は様々ですが、主な屋根材をご紹介いたします。主な屋根材のご紹介
屋根材 | 特徴と問題点 |
金属屋根 (ガルバリウム鋼板) |
トタン(亜鉛鋼板)と違い、アルミと亜鉛をメッキしてフッ素樹脂塗装した屋根材です。
トタンやコロニアル(ストレート)よりも耐久性が高く、軽くて耐震性にも優れています。 【問題点】 屋根が薄いため遮音、断熱性に注意。 |
コロニアル(ストレート) |
コロニアルは別名カラーベストとも呼ばれ、多くの色やデザインに加え低コストも相まって、急速に普及した屋根材です。
現在でも新築住宅の約7割にこの屋根材が使用されております。 【問題点】 10年位経過すると急速に劣化が進むため、耐久性に注意。 |
トタン屋根 (亜鉛鋼板) |
薄い鉄板に亜鉛をメッキした金属屋根材です。材質的にも、施工的にもいづれも低コストです。 【問題点】 色あせやサビが発生しやすいので、耐久性に注意。 |
粘土瓦 |
一般的に粘土を使った焼き物の屋根材です。
耐久性に優れており、伝統的な美観が多くの人に親しまれています。 【問題点】 屋根材のなかで屋根の重量が最も重く、耐震性能に注意。 |
セメント瓦 |
セメントを原料とした焼きものの屋根材です。
粘土瓦のように焼きねじれや凍害といった心配もなく施工性の点では優れています。 【問題点】 コロニアルと同様、古くなると急速に劣化するため注意。 |
あなたの屋根は地震対策していますか?
近年、住まいの耐震性の向上と必要性が盛んに問われております。そして、 安全な暮らしを支える「もしものときの地震への備え」として「耐震屋根リフォ ーム」は重要です。・屋根の重さが被害の大きさを左右します
今日、多くの屋根材があるなかで、瓦屋根の場合、屋根材の中では一番重 く、家屋全体への重量負担が大きいため、地震による倒壊の可能性が高く なります。・屋根を軽くして耐震性を向上しましょう
和瓦の重さに比べ、金属屋根(ガルバリウム鋼板)は1/10、コロニアル屋根(ストレート)は1/3の重さのため、建物への重量負担を大幅に軽減し、地震にも安全な屋根リフォームにより耐震性を向上することができます。「それでもこれからどのような屋根材を選べばいいの?」とお考えの場合は、現在の屋根の形状や痛み具合をチェックのうえ、最適な屋根材のご提案をさせていただきます。 またその際、屋根材を選定した理由や製品の特徴、長所、短所等についても十分ご理解いただけるようご説明し進めてまいります。