老朽化したブロック積モルタル塀の改修/八幡　M様邸

庭の敷地面積約１５０坪、築５０年位の木造２階建てのお住まいで、今迄、建物の修理や庭木の伐採等にてお世話になってまいりました。今回は、高さ２ｍ、長さ２０ｍを超えるブロック積モルタル塀の老朽化に伴い、あちらこちらにひび割れや傾きも多く見られ、大きな地震の発生の際に、道路側に一挙に倒壊し、大きな事故に至らないための改修方法のご相談を受けました。

そして、一案としては、既存の塀を基礎から全て解体し、新たにブロックを積み上げて、下地にモルタルと塗装をすることも検討致しました。しかし、この方法では、既存の塀の解体と残材の処理等を含めますとかなりの費用も発生するため、安全性と経済性の両面を考慮し、別の方法を採用することになりました。この二つ目の案は、既存の塀の高さを半分以下まで解体撤去し、残ったブロック面の汚れやハガレを高圧洗浄にてきれいに取り払い、表面を新たに化粧モルタルで仕上げ、塗装を掛けることになりました。そして、このブロック塀の上部には目隠しにアルミのフェンスを取り付けて約１０日間にわたる全ての作業を完了させて頂きました。今回の改修にて、お客様の不安も解消され安心してお過ごしになられることと思われます。