雨漏りにより屋根瓦を金属屋根に葺き替え/大野町　A様邸

築３５年、建坪２５坪の木造サイディング張り２階建てのお住まいで、約１５年前に浴室の全面改修やガス給湯器・給湯水配管取替工事等のご依頼からお付き合いをさせてまいりました。
そして、今回は、数年前より２階和室天井から雨漏りが続いているため見て欲しいとのご連絡を頂きました。そこで、屋根廻りを調査しましたところ、比較的に屋根瓦の状態は良好ではありましたが、一枚一枚の屋根瓦がゴム状のシーリング材で密着（新築時にはこの様な工法は皆無）されているため、雨水が抜ける隙間もなく、屋根瓦下地の欠陥のある箇所から室内天井の雨漏りに至ったと判断されました。更に、既存の屋根の造りが、瓦葺きと瓦棒トタン葺きの混在した造りのため、その境目の雨じまいが甘く、特に、大雨と強風の際にはその隙間から室内に雨水が侵入されたとも考えられました。このため、今回は、全ての屋根瓦を撤去し、軽量な金属屋根への葺き替えに加え、雨樋の全面交換もお勧めさせて頂き、約２週間にて全ての作業を終了させて頂きました。そして、このたびの屋根廻りの改修により、お客様も、雨漏りの不安から解消され、また、地震によるお住いの倒壊の危険性からも避けられ、安心・快適にお過ごしになられることと思われます。