玄関廊下の床廻り改修/柏井町　Ｓ様邸

築３５年、建坪１５坪の木造モルタル２階建てのお住まいで、約１２年前に浴室の改修に始まり、１０年前にはコロニアル屋根の葺き替えや玄関ドアの取り替え等にてお世話になりました。

そして、このたびは、建物の老朽化に伴い、玄関や廊下の床の至る所に緩みが生じ、日常の歩行にも不安を感じられるようになってきたため、弱くなった床廻り全体を改修することになりました。

現在、玄関・廊下の床面と和室・キッチン・洗面所・トイレ等の入口には、それぞれ、高さ３０ｍｍの敷居の段差があり、今回は、この段差を解消し、廊下の床面高さにリフォームするためのバリアフリー化工事となりました。そこで、緩んだ既存の廊下面は解体せずに、そのままに、厚さ６ｍｍと１２ｍｍのべニア合板を敷き込み、さらに、厚さ１２ｍｍの天然木フローリング材を重ね張りし、上り框も傷みや剥がれが見られていたため、新しい上り框を取り付け致しました。

さらに、今回は１階の和室６帖間の畳の各所が沈んできたため、床板を全て解体・撤去の上、根太の本数も追加して床の強度を高め、あわせて、畳表替え、襖・障子も全て張り替えましたので、和室全体も明るくなり、これからもより快適にお過ごしになられることと思われます。