職人さんが施工したお客様の現場からの報告

外装リフォーム

屋根リフォーム

瓦屋根からコロニアル屋根に葺き替え/曽谷 K様邸

築20年、建坪25坪の2階ロフト付きのお住まいで、新築直後より1階の和室6帖間の壁に雨漏りが発生し、ハッキリした原因もわからないまま現在に至りました。特に台風の時や、雨風の強い日には決まって雨漏りが見られ、いつも不安な状態で過ごされてきました。
そこで、お客様からの調査の依頼により、まず、雨漏りの見られる1階の和室壁に近い、押入れ天袋の天井を一部開口しました。そして、雨水が室内へ進入してくる可能性のありそうな、外壁や窓或は屋根廻りにシャワーを吹きかけて詳しく調査したところ、ある一定の箇所にシャワーをかけた時に和室の壁に水が廻ることがわかりました。

その一定の箇所とは、2階屋根より立ち上がっている明かり取りのドーマー(通称鳩小屋:鳩が出入りする小屋のような形状をした小屋根)の壁と屋根のすき間であることが判明しました。このため、この雨漏りの箇所を改修するには、まず、ドーマー廻りの屋根瓦を撤去して、瓦の下に葺いてある下地板と防水シートを新しい材料に張り替えてから、撤去・取り外した瓦を再度もとに戻す必要がありました。そこで、お客様と相談の結果、むしろ現状の瓦屋根も20年を経過しており、ドーマー廻りの改修にもかなりの予算がかかり、雨樋の傷みも進んできているため、既存の屋根瓦と雨樋を撤去して、瓦の重量の約1/3のコロニアルに葺き替え、雨樋も全面取替えることにいたしました。
そして、今回の改修工事により、雨漏りは全て解消されて、屋根の軽量化に伴い、地震発生時の耐震性能も大幅に改善されて、これから先、お客様も安心・快適に過ごされることと思われます。

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