暮らしのたより

外装リフォーム

屋根の定期的な点検を!

屋根は住まいの美観を保つばかりでなく、真夏の日ざしの照り返しや真冬の厳しい寒さからも住まいを守ります。そこで、建物の寿命を延ばすため、屋根の定期的メンテナンスが必要とされます。
現在、主な屋根材としましては、「和瓦・洋瓦」「カラーベストコロニアル」「カラー鋼板」「ガルバリウム鋼板」等が使用されておりますが、それぞれの屋根材により一長一短の特徴とその手入れの方法も各種各様です。また、近年では、大規模な地震に備えて屋根を軽量化する傾向にあり、地震発生時の建物の揺れを防止して耐震性能を向上させることも求められています。そこで、屋根を定期的に点検するうえでのポイントは、「屋根材の汚れ、ズレ、剥がれ等」の目に見えるところのみならず、「屋根材の下地防水シートの亀裂や下地ボード板の腐食の状態等」の確認もあわせてチェックすることも重要です。そして、これらの傷んだ屋根をそのまま放置しておきますと、雨水が知らず知らずのうちに屋根から進入して、建物内部の目に見えない壁、柱や土台を腐食させ、気が付いた時にはその修復のために多大な改修の費用が必要になることもあります。そこで、屋根の傷みの症状が見られましたら、そろそろ改修の時期が近ずいたサインでもありますので、外壁の塗装や雨樋の取替え等と共に、これからのお住いの住まい方を考えて、屋根の葺き替えを検討されてみることもお勧めいたします。