夏もさわやかな無垢フローリング！

無垢フローリング材には肌触りや風合い、水分の調整など独特の魅力があり、夏を快適に過ごせるヒントがあります。無垢材とは切り出したままの自然な状態の天然木を、一枚板に加工したものです。天然の材質なのでやや高額で、伸縮や反りなどが起こることもあります。しかしそれ以上に、無垢フローリングで特徴的なのは、天然木でしか味わえない独特の色と風合いです。

薄くスライスした木を表面に貼った複層フローリングに比べると、不揃いな木目や色ムラが目立ちますが、木材本来の特質を味わえます。素材や塗装の有無によってメンテナンス方法は異なりますが、最近では手入れが楽な無垢の床材も増えています。長年使い込むほどに、風合いが増して色も落ち着いてくるため、愛着も湧いてきます。

無垢材は見た目だけではなく、天然素材ならではの機能も発揮します。無垢のフローリングは空気を多く含んでいます。保湿性や断熱性にすぐれ、室内の温度や湿度をコントロールしてくれる作用があります。湿気が多い時には余分な水分を吸収し、乾燥しがちな季節は排出する調湿作用があります。夏はべたつかないので、素足で歩いてもとても心地良く、冬は静電気を抑えてくれます。

無垢材の中には天然の木目を浮き立たせたものもあり、この微細な凹凸も素足に心地良いものです。木材ならではの味わいをいっそう深めるとともに、適度な滑りにくさを実現していますので、無垢材を使用されてみては如何ですか？