暮らしのたより
耐震補強工事
耐震補強で地震に強い住まいに!
地震への備えとして、考えておきたい住まいの耐震。家族の安全のために、地震に強い家をつくりましょう。住まいの耐震強度を上げるには、いくつかの方法があります。
ひとつは、壁を強くすること。地震に強い家にすること。地震に強い家にするためには、強い壁がバランス良く配置されている必要があります。「壁が少ない」「壁の配置が悪い」といった場合は、構造用合板で補強したり、壁に筋交いを入れたり、新しく壁をつくることで耐震性がアップします。
また、地震の揺れによって柱が土台から抜けてしまわないよう、柱と土台がしっかり接合していることも重要です。柱と土台をつなぎとめる「ホールダウン金物」とよばれる金物を、建物の四隅や、壁を強くしたいところの柱に付けて補強します。費用を安く抑えられる外付けタイプのホールダウン金物もあります。
基礎は文字通り、建物を支える大切な基礎となります。その基礎にひび割れがあると、建物の重さを支えることができなくなるなど、建物の耐震性に大きくかかわります。基礎のひび割れは放置せず、補修を行います。ひび割れの補修は比較的安価で、工期も1〜2日程度と短期間で済みます。
さらに、屋根を軽くすることも、耐震性を上げる有効な方法のひとつです。屋根が重いと、それを支える壁の量が多く必要となるからです。金属屋根などの軽い屋根材に葺き替えることで、屋根の重量を減らせます。今後、お住いのリフォームを予定されておられる際には、耐震補強も同時に検討されてみては如何でしょうか?