風の出入り口をつくって換気・湿気を解消！

蒸し暑い日本の夏。涼しく過ごすポイントは、自然の風を上手に取り込むことです。窓や玄関といった「風の出入り口」を見直せば、室内の快適さがぐんとアップ。ジメジメの不快感が解消します。室内を通り抜ける風は、たまった熱気を外に逃がしてくれます。湿気がこもりにくくなるので、ジメジメした不快感も解消。カビによる住まいの傷みも防げます。また、風が肌に触れると、体感温度が下がります。ムシムシして寝苦しい夜も、風通しのよい部屋なら快適です。さわやかな風を家の中に取り入れるために大切なことは、風の通り道をつくること。風は、窓を一つ開けるだけでは通リません。複数の窓を開けて、風の「入口」と「出口」をつくれば、効率よく風が出入りし、室内の空気が入れ替わります。窓を開けると外からの視線が気になる場合もあります。そのような窓には、外側にブラインドタイプのシャッターや雨戸を付けるといいでしょう。ルーパーとよばれる角度を調整できる羽で、外からの視線を遮りながら風を通せます。視線を気にせず、安心して窓を開けたままにしておけます。また、玄関ドアを通風窓が付いたタイプに交換すれば玄関からも風を取り込めるように。鍵を閉めたまま換気でき、防犯面でも安心です。窓がない部屋にも風を通したい・・・。そんな場合は、部屋の間仕切り壁に「室内窓」を設置する方法があります。窓がない部屋に風が通るだけでなく、光も取り込めるようになり解放感もアップ。室内窓をつくることで家全体に風の通り道ができて、風通しのよい家になります。