住まいに風の通り道をつくり快適に！

風通しのいい家は暮らしに自然な心地よさをもたらしてくれます。感染症対策のひとつとして部屋の換気が重要視されるようになりました。風を上手に取り込んで換気をすれば、感染症対策はもちろんのこと、湿気を軽減したり、夏場の暑さを和らげることにもつながります。そのためには、窓や玄関などを空けて、十分な風を取り込みたいものです。換気のためとはいえ、窓を開け放しておくのは、防犯面で不安もあります。最近のシャッターや玄関ドアには、安全面に配慮しながら通風できるものがいろいろあります。また、風通しのいい住まいをつくる上で必要なのが、「風の通り道」をつくること。窓をひとつ開けただけでは風は通りません。庭先や玄関から取り入れた風が、家の中を通って反対側に抜けるように考えることが大切です。室内ドアを通風できるドアに変えると、家の中に風の通り道をつくることができます。通風ドアには、ルーバー付きのものや、開閉可能な「らんま」が付いたタイプなどがあります。ドアを閉めたまま風を通せるので、各部屋のプライバシーを守ることができます。風の通リ道ができれば、窓から入った風が部屋の中を気持ちよく流れて、空気を効率的に入れ換えられます。風通しがよい家になり、ジメジメが気になる梅雨時の湿気対策にもなります。