暮らしのたより

耐震リフォーム

既存木造住宅と耐震診断について

平成7年1月17日に発生した阪神淡路大地震では、被災した多くの建物を調査した結果、建物の倒壊の主な要因は、@柱や土台が腐食・蟻害をうけていた、A壁の面積が不足していた、B柱・土台・筋かいの接合部が金物で補強されていなかった、ということが指摘されました。
そして、地震発生から5年後の、平成12年の建築基準法改正に伴い、耐震基準も改定されて耐震性能も大幅に向上、改善されつつあります。しかし、それ以前に建てられた住宅の3軒に1軒は大地震で倒壊する危険性があると言われています。
そこで、もし、お住まいが平成12年以前に建てられた家であれば、大地震発生の時に安全であるかどうかを診断する「耐震診断」を受けられることをお勧めいたします。
この耐震診断では、建物の現状を把握するために、現地調査を実施して、そのデータをもとにコンピューターで解析し4ランク、@倒壊しない、A一応倒壊しない、B倒壊する可能性がある、C倒壊する可能性が高い、にレベル分けしてお住まいの耐震性能を認識することができます。
この機会に耐震診断を検討されて見ては如何ですか?