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外装リフォーム

外装リフォーム 住まいの長持ちには早目の塗装を!

一般住宅で塗装をする主な箇所は屋根と外壁です。ただ、ほかにも塗装を必要とする箇所としては、軒天井、破風、窓枠等の木部からトタン屋根や雨樋まで様々です。そして、大切な住まいを長持ちさせるためには早目の塗装が必要です。

例えば、タイル、瓦やレンガ等の土を使って焼き上げた商品は、塗装をする必要はありませんが、それ以外の、モルタルの壁やサイディングと呼ばれる外壁材、さらにはセメントからできているコロニアル屋根材などはすべて定期的な塗装が必要です。

現在、多くの建物に使われる外壁材や屋根材は、すでに工場で製造された時点で塗装を終えて出荷されていますが、どうしても年数の経過とともに材料表面の塗装膜が劣化していきます。そして、この塗装膜にとって最も大敵になるのは紫外線で、多くの塗料に含まれているカルシウムを紫外線が分解してしまいます。

この現象を「チョーキング」といいます。ガードレールなどを手で触った時に、白い粉がついてしまったことはありませんか?この白い粉こそが分解された塗装膜です。この膜がなくなると、金属素材だと錆び、セメント素材だと水が沁み込むなどの問題につながり、ついには雨漏りに発展して知らぬ間に屋根裏や壁の内部の柱が腐食してしまうことにもなります。このため、住まいを長持ちさせるためにも定期的な早目の塗装は必ず続けていきたいものです。