暮らしのたより
内装リフォーム
サッシ窓から50%も熱が逃げている
秋から冬にかけて日毎に寒さが深まります。寒くない住まいとは、断熱性と機密性が高いことです。室内の熱の流出を防ぎ、暖かい空気が屋外に逃げていかないようにするため、第一歩は開口部、それも窓ガラスの断熱化にあります。
家が寒いのはせっかくの暖房の熱が、実に48%も窓・開口部から外に逃げているという住まいの調査結果が出ております。これは、ガラス自体の断熱性能が低いことに加え、窓サッシの材質が、熱が逃げやすいアルミであることも原因の一つでもあります。従って、より断熱性の高いガラスに取替え、さらに、窓を二重にすることにより、約50%の熱の流出を抑えられことにもなります。
窓ガラスの断熱に効果的なのは、窓ガラス自体を複層ガラスに取替え、2枚のガラスで中空層を挟み込み、断熱効果に加えて結露しないというメリットがあります。また、もう一つの方法は内窓です。現在ある窓の内側に、新たに枠ごと窓を取付けて二重窓とし、室内からの熱と暖かい空気の流失を防ぐという方法です。
その際、複層ガラスと内窓のメリット・デメリットもありますので、その特長をよく見極めて、それぞれのお住まいの事情にマッチした方法を選択されることが大切です。