暮らしのたより
外装リフォーム
屋根を取り壊さず全面葺き替え!
住いも古くなりますと既存の屋根材が全体的に劣化し、部分的なリフォームでは間に合わず、屋根を全面的に改修する必要があります。しかし、新たに屋根を葺き直す方法では、古い屋根材を撤去し廃棄するなど、費用も大きなものになってしまうことになります。最近では、この屋根の葺き替えも簡単で安く仕上げることができる新しい工法が開発されました。
昔のスレートの屋根には、健康への被害が指摘されている「アスベスト」が入ったものもあります。しかし、屋根の材料の中に混入しているので、通常の状態では「アスベスト」が大気中に飛散する危険性はありません。このため、無理に撤去せず、そのままの状態でリフォームすれば問題はありません。
そして、全面的なスレート屋根のリフォームが必要な場合、既存の屋根材を撤去せず、そのまま上から新しい屋根材をかぶせる簡単な工法が「カバー工法」です。これは、既存の屋根の上に防水用シートを敷き込み、さらに新しい屋根材をかぶせる工法です。
この工法は、廃棄物がほとんど出ないために環境にやさしく、低コストで、天候に左右されず、工期も短くて済むのが特長です。特に、住いも築後20〜25年も経過しますと屋根材の劣化も急速に進んでまいりますので、そろそろ屋根の全体的な葺き替えをお勧め致します。