滑らない床材選びと段差解消で転倒防止！

家庭内での転倒事故は高齢になるほど多く、大けがにいたるケースも少なくありません。転倒は身体の変化だけではなく、「床の仕上げと段差」にも原因があるので注意が必要です。特に玄関や浴室などの水にぬれる場所での転倒は大変危険です。

そうした場所の床材選びには、メーカーからサンプルを取り寄せたり、水で濡らして滑り具合を試してみることも必要です。床の段差は、すり足歩行や急ぐときに思わぬけがを引き起こします。普段は気がつきにくい５ｍｍ程度の段差でもつまずきの原因になるので、段差の解消は大事なポイントです。

この段差を解消するためには、出入り口の下枠は取り外し、床面の高低差は床を上げたりして段差をなくします。または段差を１ケ所にまとめ、その段差に色を着けたり照明を設けるなどしてわかりやすくします。また、段差の付近にしっかりつかまれる家具などを置くことも有効です。段差をわかりやすくすることで転倒のリスクは大きく減ります。